校長先生は裸の王様か?

 今朝の新聞記事(2007年10月6日付朝日新聞13版神奈川)
「返事できぬ子『うん子』かと怒鳴りたい」
横浜の小学校長学校だよりに掲載
中田市長「言葉わきまえて」
横浜市立西寺尾小学校(神奈川区西寺尾2丁目)の校長が、10月号の学校だよりで、返事がしっかりできない児童に対して「おまえは『うん子』か!と怒鳴りたくなる」などと書いていたことが5日、わかった。……(以下略)


 同校の児童はよっぽど返事ができないのだろうなぁ。直接児童と接する機会が少ない校長がここまで苛立つのだから。


 校長が不幸なのは、この「不味い表現」を部下が諫めなかったこと。
 校長と部下の間が上手くいっていなかったのだろうと想像してしまいます。

 普通に考えれば、4月着任の校長だったとしても、既に半年経過しようとしていた時期に、いきなり児童・保護者に対してこんなことは言わないだろう。先に一般職員に対して「子ども達の挨拶・返事の状況が気になる」など、直接の指導を呼びかけるのではないだろうか?気になり始めたのが9月になってからだとしても、先にそういった段階があって当然でしょう。
 先生方が児童を指導するに当たって、校長の方針は「しっかりした挨拶のできる子どもになって欲しい」のだと説明するのはアリだと思うけど、いきなりこんな学校だよりが出るなんて信じられません。

 さらにいうと、全校配布のこの文書を、各担任は疑問を持たずに配布したということでしょうか?いくら校長の作った文書でも目を通してから配った方がよいのでは?ものすごく忙しい日程で目を通す間もなく配ったとしても、保護者から抗議が殺到する前に何とかできたのでは?

 校長が嫌われていたか、教員のやる気がないか、その両方か。
 学校内で、この校長は裸の王様?


 Nと〜の娘の通う小学校の校長ももしかしたら……。
 9月10日付で配布された学校だよりに「雷がピカッと光ってから10秒後にゴロゴロという音が聞こえた場合は3×10で、およそ30キロメートル離れたところで雷が発生したしたと考えてよいわけです」の記述がありました。
 単純な算数の間違い。校長先生にも間違いがあるのは仕方がないし、もしかしたらみんなが読んでいるかどうかをテストするつもりなのかも知れないと思っていましたが、その後の学校だよりでも訂正されることはありません。
 書いた校長先生も「30キロメートル先の雷鳴が聞こえることの不自然」を感じなかったようですし、配布した職員の誰もが校長に何も言っていない。おかしいと思いませんか?
 校長先生のすることはノーチェック?
 もしかして、校長先生に何か言うことって、一般職員の給料やボーナスに響いてくるの?不味いんじゃないっすか?

 知人のお嬢さんの通う小学校でも、校長先生の出す学校だよりに気になることが書かれていたということ。
 その校長先生は朝の通学時間に街に出て通学風景を見ることがよくあるそうです。立派なことだと思います。校長先生は子ども達の挨拶の状況が気になったそうです。(どこも同じですね)
 この校長先生は子ども達の挨拶の仕方をAからEの5段階に評価したそうです。横断歩道などで見守ってくれている大人の方に対しても積極的に大きな声で挨拶のできる子はAだそうです。声が小さいとCだとか。
 声の大きい小さいは個性かも知れません。また、『評価』という言葉を使うことによって、子ども達が他人からの評価を気にするようにならないかとNと〜は不安に思います。「みんな元気よく挨拶しましょうね」と簡単に書けなかったのでしょうか?
 どうせ通学風景を見に行くのなら、児童の顔をみんな憶えて、「あ、この子は昨日掃除を一生懸命やったいたな」「あれ。いつも元気なのに今日は下を向いているぞ。担任に伝えておこう」などと一人ひとりに目を配ってもらいたいと思うのは要求が高すぎるでしょうか?
 そして、この校長先生に対しても、部下の一般教員は何も言わなかったのでしょうね。



 校長先生に対して、部下の先生方が何でも自由に言える雰囲気があった方がよいと思います。部下が誤っているのならその時に校長先生が指導できます。校長先生が誤っている場合だって当然あります。
 校長先生に対して誰もが気楽に話しかけることのできる雰囲気を作るっていうことは、今となっては難しいことでしょうか?
 Nと〜が高校生の頃、廊下で校長先生とつばを飛ばし合って話をしている先生をよく見かけたような気がします。喧嘩をしたわけではなく、(そうだったとしても根に持たず)別の場所ではにこやかにお話しされていたように記憶しています。
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by n-_-10 | 2007-10-06 09:43 | 学校教育


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