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某校SSH研究発表会

 休暇をいただいて某高校の「平成19年度SSH研究発表会」に行ってきました。WebページからDLした要項には、参加者として【「SSH運営指導委員」「県内小中学校職員」「SSH研究指定校職員」「県教育委員会」「県関係機関」「市町村教育委員会」「科学技術振興機構」「本校SSH研究協力機関」等】とありましたので、行っていいものかどうかわからず、先方に問い合わせの上、〆切後に申し込んで出席しました。受付には参加者名簿があるのですが、ただ一人のために【一般】の名簿が用意されていました。[ご面倒おかけしました]
 午前の部は国立教育政策研究所五島政一先生による基調講演と生徒発表。午後の部は高校の先生方の研究実践報告とパネルディスカッションでした。
 基調講演前の県教育委員会高校教育課課長代理のご挨拶の中に、「国語の力は聴いているときに伸びる」という言葉がありました。課長代理が中学校1年生だったときに国語の先生から最初に聞いたお話だそうです。ざっと40年くらい昔のことなのに、その国語の先生の言葉はまだ生きているのです。教師の言葉の力を感じました。
 このご挨拶中、舞台脇にいた2人の高校生司会者は、しっかりと壇上を見つめてお話を聞いていたようです。SSH事業がこんな生徒さんたちに育て上げたのだとしたら、この学校のSSHは大成功に違いありません。
 基調講演ではアースシステム教育(ESE)という言葉を初めて聞きました。『ESEには惑星としての地球のシステムを総合的に理解するために7つの視点がある』そうです。この高校では、理科や数学のみならず、学校全体がESEに向けて一致協力している雰囲気を感じ取ることができました。
 最近、学校現場でも数値目標を設定することが多くなってきているような気がします。ところが、発表会では『感性を伸ばす』などという言葉が何度も聞かれました。そして、ただの美辞ではなく、きちんと裏打ちされた実践の報告がありました。教育の原点のような気さえしました。
 生徒さん達の発表も立派でした。時間が足りなかったのでしょうか、まだまだ深めることができるように感じる研究もありましたが、大勢の前で発表することによってより伸びていくことでしょう。

 ポスターセッションの際に慶應高校の先生が『飛び道具』が少ないという感想をおっしゃっていました。天下の慶應義塾と一公立高校では予算に大きな違いがあり、『飛び道具』=『測定器械など』を揃えられないのは仕方ないのでしょうが、SSH指定が外れたあとも今回のSSH指定の経験がこの学校に活かされるためにはどのような努力が必要なのだろうかとも考えさせられました。
 また、今回の発表会に参加した生徒はこの学校の理数科の生徒各学年1クラスで計3クラス。会場のキャパの問題もあるでしょうし、発表生徒のプレッシャーの問題もあるでしょうが、全校生徒が入れる会場で生徒発表ができた方がよかったかと思います。理数科のためのSSHではなく、学校がSSHに指定されていますし、事実一般コースの生徒も色々な場面でSSHの生徒としての学習をしているのですから。

 前述しましたが、SSHを通して生徒のためなることをしてやろうと、学校中の職員が奮闘している雰囲気は伝わってきました。こういった職場で仕事をしたいと心から思うNと〜でした。

 [2007年12月18日記す・今後、訂正加筆等あるかも知れません/ご容赦]
 [曖昧な表現に気付いた部分がありましたので、一部修正しました・20071219朝]

※1年生は【学年全員対象の発表会】を毎年恒例行事としているそうです。
 発表も全員なのか、理数科だけが発表なのかまでは伺っておりません。
                          [20071220追記]
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by n-_-10 | 2007-12-18 19:49