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2023年10月の読書

10月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:728
ナイス数:26

あいまいな日本の私 (岩波新書)あいまいな日本の私 (岩波新書)感想
表題作を含む9つの講演録。あっちを読んだりこっちを読んだり。そしてまた読み返したり。何度も繰り返したけれど、p.60にあるような筆者の母親の質問に答えられる様には読めなかった。最近の僕の読み方は大概そんな感じ。いつまでも読み続けるわけにはいかないので、とりあえずは読了として書棚に戻す。いつかまた手に取る日もあるだろう。
読了日:10月08日 著者:大江 健三郎
カモフラージュ (集英社文庫)カモフラージュ (集英社文庫)感想
鉄オタの @renampme さんが小説を書いているとは知らず、書店で目にして手に取りました。ゴーストライターがいるのでは?そんな風に思わせる小説。表現の引き出しがあるのは、沢山の読書に裏打ちされているのだろうと思う。本を読む時間なんかあるのか?タイムマネジメントが上手なんだろうな。7編のどれが良かったかなど言えない。それぞれ味わいが異なり引き込まれた。強いて言えば「いとうちゃん」があっけらかんとした読後感で気持ちよかったかな。
読了日:10月09日 著者:松井 玲奈
累々 (集英社文庫)累々 (集英社文庫)感想
天は @renampme さんに二物も三物も与えたのか?帯にもカバー裏表紙にも書かれているのに、「ちぃ」を読んでから……。章ごとのタイトルも含め、もっと丁寧に読めばよかった、と思って2回読みました。一冊で二度美味しい。次は鉄道ネタを期待。
読了日:10月28日 著者:松井 玲奈

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# by N-_-10 | 2023-11-17 22:17 | Trackback | Comments(0)

2023年09月の読書

9月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1146
ナイス数:25

優しいコミュニケーション 「思いやり」の言語学 (岩波新書 新赤版 1971)優しいコミュニケーション 「思いやり」の言語学 (岩波新書 新赤版 1971)感想
時間をかけて読了したせいもあるだろうけれど、終章が最も面白く印象に残った。LINEのこと然り、おっさんのこと然り。p.157から。気配を消せるファシリテーターってのがかっこいいのだと認識。授業中の先生も、昔はチョーク&トークなんて言っていたけれど、今は「主体的な学び」とか言って児童生徒にグループワークをさせるのが流行りだそうなので納得。ミーティングやスピーチが状況の例として多かったように感じますが、カウンセリングなど、傾聴の場面で活かせるのではないかと感じました。
読了日:09月10日 著者:村田 和代
「ニセの自分」で生きています――心理学から考える虚栄心「ニセの自分」で生きています――心理学から考える虚栄心感想
著者によると、「はっきりと『エッセイ』です」が、もしかしたら哲学書かも知れない。冒頭から「ペルソナ」というキーワードが浮かんでいたが、第7章のタイトルがまさに「ペルソナと過剰適応」目次をめくらないとこのタイトルがわからない仕掛け。[字数制限を恨めしく思いながら]https://www.facebook.com/inagakitomonori/posts/pfbid02YMZkFQu8UJZH8pvFCEG82xoYDmFBxFPXbtNnNTqZ34ECBB64XoEQ9gXoyuxpFCwbl
読了日:09月10日 著者:稲垣智則
夜明けのすべて (文春文庫 せ 8-5)夜明けのすべて (文春文庫 せ 8-5)感想
登場人物が皆温かく、読後には心が温まっている。さすが瀬尾まいこ。PMSとかパニック障害とか、専門書を読もうとまでは思わないけれど、少し興味が湧く。瀬尾先生のことだからウソは書かれていないだろうと考え、上部の知識を手に入れたことにする。次は「そろそろくる」(中島たい子,集英社文庫)かな。https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-746403-0
読了日:09月16日 著者:瀬尾 まいこ
校長先生、幸せですか?校長先生、幸せですか?感想
校長先生はどうあるべきかという主張が書かれていた。校長先生(または校長を目指す人)以外は読者対象ではないかと言うと、そう言う訳でもないと思う。校長を支える立場の人や保護者などが、校長の気持ちを知るヒントにもなる。p.84 トラブルは教職員との「関係強化」のチャンス第2章 「幸せ」な校長になろうは本書のキモか。上司には常に機嫌よくあっていただきたい。辛くても、仕事をしている間は(誰であっても)不機嫌な顔を見せない方がよいですね。
読了日:09月18日 著者:住田昌治
無限論の教室 (講談社現代新書)無限論の教室 (講談社現代新書)感想
2009年8月27日に読了との記録がある。その時の感想が付箋紙に認められ挟まっていた。でも、「読んだかも」といったいった程度の記憶。楽しそうなゼミナール規模の講義。こんなのに出会ったら、学生生活の軸になってしまうだろうな。
読了日:09月25日 著者:野矢 茂樹

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# by N-_-10 | 2023-10-08 17:40 | Trackback | Comments(0)

2023年08月の読書

8月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:718
ナイス数:18

よみがえれ、中学 (岩波新書)よみがえれ、中学 (岩波新書)感想
1951年に教員となった方が1992年に上梓なさった書籍。60年前から30年前にかけてのお話のはずなのに、古臭さを感じないのは何故か。30年以上前から課題とされていたことに、様々な立場の方が解決に取り組んだけれど解決できていないということか。「昔は良かった」で済まさず、今できることは何かをしっかりと考えたい。未来を生きる、まだ幼い仲間たちのために。
読了日:08月07日 著者:江沢 穂鳥
推し、燃ゆ (河出文庫)推し、燃ゆ (河出文庫)感想
「燃ゆ」ってのは「炎上」を指していたのか。ここまでやらないと「推し」ていると言ってはいけないのかと自省。 @mie_1225 さんを推していると自認しているのだけれど、まだまだだなぁと。あかりさんは、家族がこんなだからこんな人になったのか。それとも、こんなあかりさんだから、家族はこんなふうに接するのか。
読了日:08月16日 著者:宇佐見 りん
目の見えない白鳥さんとアートを見にいく目の見えない白鳥さんとアートを見にいく感想
@gubibibi 先生の「目の見えない人は世界をどう見ているのか」を読んだことから手に取った @ArioKawauchi さんの著作。鑑賞のノウハウとか記録かと思って手にしたのだけれど、ドキュメンタリー?白鳥さんのエピソードにとどまらない。借りた本なので早く読まないとって思ってナナメ読みした感じだったため、再読しないと理解できない部分も。(急いては事を仕損じる)ものを見る……よく観察するということの意味をわからせてくれる本でした。常々「丁寧に見る」ことが大切と思いながらできていない自分を再認識。
読了日:08月26日 著者:川内 有緒

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# by N-_-10 | 2023-09-10 16:39 | Trackback | Comments(0)

2023年07月の読書

7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:694
ナイス数:30

27000冊ガーデン27000冊ガーデン感想
星川駒子さんと針谷敬斗さんの関係から、北村薫さんの「円紫さんと私シリーズ」を連想しました。5編とも面白いのですが、タイトルはどうだろう?
読了日:07月16日 著者:大崎 梢
帰ってきた生協の白石さん帰ってきた生協の白石さん感想
前作を懐かしんで購入。もっと前かと思ったら、前作は15年前だったそうです。あとがきp.135に「心当たりのある」方はその後どうなさったのでしょう。前作はもの凄く面白く感じたのですが、今回は期待が大きすぎたのかな。ともあれ、どこかに埋まっている前作を掘り出して本棚に並べることとしましょう。
読了日:07月16日 著者:白石昌則
教師増員論──学校超多忙化の源をさかのぼる教師増員論──学校超多忙化の源をさかのぼる感想
#本丸は定数法 @ujioka さんの「先生が足りない」(岩波書店,2023年4月,978-4-00-061590-7)と同時に購入。法律や国会の答弁などを引用し、丁寧に書かれている。「先生が足りない」の予習にはもってこいでした。著者が共産党員ということで、色眼鏡をかけて読む方がいたり、手に取ることを止める方がいたりしそうなのが残念。教員不足について関心のある方には是非読んでいただきたい。
読了日:07月30日 著者:藤森毅
先生が足りない先生が足りない感想
#本丸は定数法 2023年4月刊で6月15日付けで第2刷。どこまで増刷されるか。教員不足を解決するため、みんなで状況について共通理解していきたい。定数法と免許法をどうにかしなくてはならない。将来の人余りを嫌うばかりに目の前の子どもたちをないがしろにしていいのか?今の免許法では「とりあえず取得しておこう」っていうのは無理。様々な人材を求めるためには、臨時免許よりも正規の免許を取り易くするべき。昔の育英会の奨学金みたいに条件付きで返還免除の奨学金を作らないと、裕福な家庭の子どもしか教壇に立てない、
読了日:07月30日 著者:氏岡 真弓

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# by N-_-10 | 2023-08-16 22:43 | Trackback | Comments(0)

2023年06月の読書

6月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:456
ナイス数:18

新版 学校を改革する: 学びの共同体の構想と実践 (岩波ブックレット, 1078)新版 学校を改革する: 学びの共同体の構想と実践 (岩波ブックレット, 1078)感想
ざっくり感じたことは、給特法じゃなくて定数法が問題なんだっていうこと。給特法も問題だけれど、定数法をどうにかしなくちゃ!
読了日:06月18日 著者:佐藤 学
ハリネズミは月を見上げる (新潮文庫 あ 65-4)ハリネズミは月を見上げる (新潮文庫 あ 65-4)感想
出会いのきっかけこそ不幸だったけれど、互いにいい友を得られたと思う。どんな友情物語が展開するのだろうかとワクワクし、タイトルから「ヤマアラシのジレンマ」的なエピソードを期待して読み進めた。第三の登場人物が急展開を予感させ、……。
読了日:06月26日 著者:あさの あつこ

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# by N-_-10 | 2023-07-16 20:50 | Trackback | Comments(0)