人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2016年の読書

2016年の読書メーター
読んだ本の数:80冊
読んだページ数:25635ページ
ナイス数:906ナイス

江古田ワルツ - 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿 (中公文庫)江古田ワルツ - 喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿 (中公文庫)感想
@kujira1016 さんの文庫書き下ろし。伏線の設定と回収は流石。悪人が出てこないのも安心して読めて鯨統一郎さんらしい。でも、登場人物がやたら多くありませんか?
読了日:1月3日 著者:鯨統一郎
私にふさわしいホテル (新潮文庫)私にふさわしいホテル (新潮文庫)感想
多分、「早稲女」「王妃」に続いての、ボクにとって3冊目の柚木作品。どれも面白い。そして雰囲気が全然違う。本当に同じ作者?本書には沢山のモデルがいそう。中島加代子作品を読んでみたいし、遠藤センパイとは友達になりたい。きっと、読書メーターの感想を読んでいるであろう柚木さんからの何らかのアクションも欲しい。
読了日:1月3日 著者:柚木麻子
残り全部バケーション (集英社文庫)残り全部バケーション (集英社文庫)感想
溝口さんがこんなにものを考えるなんてビックリな結末。最初の家族はその後どうなったんだろう?バッグの大金の正体は?「小さな兵隊」大好き。
読了日:1月3日 著者:伊坂幸太郎
あなたが愛した記憶 (集英社文庫)あなたが愛した記憶 (集英社文庫)感想
誉田さんらしさ満載。美津江&彩奈の母娘に救われた感じ。でも、彩奈の将来のことに思いをはせると切なくなります。
読了日:1月3日 著者:誉田哲也
ナイルパーチの女子会ナイルパーチの女子会感想
柚木麻子作品4本目。綿矢りさの「夢を与える」を連想。主人公たちのコミュ障的なところが自分に投影されてしまい、読みながら気持ちが沈んでしまった。
読了日:1月23日 著者:柚木麻子
天翔る (講談社文庫)天翔る (講談社文庫)感想
宮本輝の「優駿」を連想。っても「優駿」のあらすじも忘れてしまっているのだけれど……。端から端まで清々しい。蓮司みたいに娘を愛したい。
読了日:1月23日 著者:村山由佳
ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)感想
伏線と回収の連続。強引さを感じる部分もあるけれど、それを補って余りある感動。「丸光園」という名前にも何か意味があるんだっけ?確認するために再読しなくちゃ!
読了日:1月26日 著者:東野圭吾
火花火花感想
行きつけの図書館司書が「Hachi_beeさん読みませんか?」って声をかけてくれました。予約予約と引っ張りだこだった時期が過ぎ去ったとのこと。興味なかったのですが、読み始めてすぐに引き込まれました。神谷のようにも、徳永のようにもボクは生きていないなぁ。安きに流れてしまっている。ボクが本当にやりたいことってなんなんだろう?
読了日:2月7日 著者:又吉直樹
神話ゲーム 歴史バトラーつばさ (PHP文芸文庫)神話ゲーム 歴史バトラーつばさ (PHP文芸文庫)感想
@kujira1016 さんらしさ満載。スピード感と不思議な世界観。……難しかったです。
読了日:2月7日 著者:鯨統一郎
アダルト・エデュケーション (幻冬舎文庫)アダルト・エデュケーション (幻冬舎文庫)感想
エロ?H?帯には「不埒でセクシャル」とも。あとがきには「肉体を伴わない恋愛なんて、花火の上がらない夏祭り」とも。読み応えありました。
読了日:2月13日 著者:村山由佳
けむたい後輩 (幻冬舎文庫)けむたい後輩 (幻冬舎文庫)感想
真実子の成長は、底が1よりホンのちょっと大きい指数関数のようでした。 関係ないけど、タバコは嫌いです。
読了日:2月13日 著者:柚木麻子
リカ (幻冬舎文庫)リカ (幻冬舎文庫)感想
既読と思っていました。リターンを購入したので「再読」のつもりで読み始めたのですが、結局未読であったというオチ。リターンが出てくれてよかったです。ニョーボが「こわい」と言っていましたが本当にコワイです。SNS等で出会った人と実際に会うのは慎重にしましょう。
読了日:2月13日 著者:五十嵐貴久
リターン (幻冬舎文庫)リターン (幻冬舎文庫)感想
怖い!雨宮まみさんの解説を先に読んでも大丈夫。ネタバレのない解説でした。読み始めた段階では怖さがレベルダウンした感じでした。でも、315ページ辺りからものすごく怖くなって……319ページで最高潮と思ったら……エピローグでとどめを刺されました。参りました。怖かったです。
読了日:2月16日 著者:五十嵐貴久
【文庫】 鋼の女子アナ。 (文芸社文庫 な 4-9)【文庫】 鋼の女子アナ。 (文芸社文庫 な 4-9)感想
五十嵐貴久を読んでいるのかって錯覚。TVJに紛れ込んだかのよう。小林麻耶って誰かの妹だっけ(姉でした)とかモデルの存在を想像させたり。600ページ近い分厚い本でしたがあっと言う間に読み終えました。
読了日:2月21日 著者:夏見正隆
終点のあの子 (文春文庫)終点のあの子 (文春文庫)感想
連作短編集。最終話はちょっと時代が下っているけれど、これがないと連作としてのしまりを失ってしまうのかも。「無言で読書」の関係っていいな。
読了日:2月21日 著者:柚木麻子
野球の国のアリス (講談社文庫)野球の国のアリス (講談社文庫)感想
読み始めで躓きそうになったけれど、頑張って読み進めたら引き込まれました。服は右前なのかなぁなどと細かいところが気になったけれど、まぁいいや。でも、円紫さんや「わたし」に再会したいなぁ。
読了日:2月21日 著者:北村薫
あまからカルテット (文春文庫)あまからカルテット (文春文庫)感想
どこにも書いていない(またはボクには見つけられていない)けれど「終点のあの子」の続編としか思えません。こっちは上手くいっている女子グループ。上手く行っていたから続いたとも思えるけれど、大人になったからさらに上手くできるようになったとも。とにかく「おせち」がよかったです。
読了日:2月27日 著者:柚木麻子
なきむし姫 (新潮文庫)なきむし姫 (新潮文庫)感想
健みたいに生きられたらいいなぁ。七八子ちゃん必須だけど。
読了日:2月27日 著者:重松清
タイムスリップ紫式部 (講談社文庫)タイムスリップ紫式部 (講談社文庫)感想
@kujira1016 さんの作品はどれも好きなんだけれど、タイムスリップシリーズは順番通りに読めていないので……。どれを読んだかも憶えていないのが残念。森鴎外と水戸黄門は読んだことに自信あり。明治維新と釈迦如来も多分既読。さて、次は戦国時代に行くのが順当??って、手元には未読の「狂おしい夜」と「笑う忠臣蔵」があるんだけど……。
読了日:2月27日 著者:鯨統一郎
ブルーマーダー (光文社文庫)ブルーマーダー (光文社文庫)感想
厚い本の半ば辺りで犯人がわかってしまうのに怖い。流石誉田哲也と思った。設定を思い出すために、シリーズを読み返さないとならないかなぁとも思った。思い出せなくても面白かったけど。
読了日:3月6日 著者:誉田哲也
日曜日の夕刊 (新潮文庫)日曜日の夕刊 (新潮文庫)感想
後藤君、会場に現れたら案外楽しかったかも?でも、入っていけない気持ちもわかる。陽司君はいい出会いができました。(後藤を待ちながら) 他の作品も、戯曲や歌のタイトルなどをもじっているのかな?(ゴドーを待ちながら/サミュエル・ベケット)
読了日:3月16日 著者:重松清
若者の貧困・居場所・セカンドチャンス若者の貧困・居場所・セカンドチャンス感想
今最も関心を寄せているテーマ。最終章で「こうすべき」論が展開されていますが、「じゃ、読者は何から始められるの?」というアドバイスがなく消化不良。p44l1「」そのかん6か月」、p52l3「餓死者にかんする」と『間』『関』が平仮名になっている。気になって仕方なかった。何かメッセージが隠されているのか?
読了日:3月20日 著者:青砥恭,稲葉剛,黒田安計,才門辰史,関口昌幸,津富宏,中西新太郎,松田考,宮本みち子,山野良一
おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)感想
面白かったけれど満腹感はない。序章だけで充分だったかも。第二章は池上さんご自身も自信なく書いていたんじゃないかなぁ?第七章は好き。
読了日:3月21日 著者:池上彰
短劇 (光文社文庫)短劇 (光文社文庫)感想
お気に入りは「ゴミ掃除」、次点が「物件案内」「ビル業務」辺りかな。様々なお話しがあるので、読む方によってお気に入りは違うかも。どれも面白かったです。
読了日:3月27日 著者:坂木司
県庁そろそろクビですか?: 「はみ出し公務員」の挑戦 (小学館新書)県庁そろそろクビですか?: 「はみ出し公務員」の挑戦 (小学館新書)感想
円城寺さんがどんな仕事をしてきたのかよくわかります。同じことはできませんが、同じ志を持って仕事に当たることは誰にでもできるはず。やるかやらないか。(cf.p.231) 諦めない根性と、やりたいこと(やるべきこと)を助けてくれる法律を探し出す力が大切。
読了日:3月27日 著者:円城寺雄介
リアスの子 (光文社文庫)リアスの子 (光文社文庫)感想
熊谷達也氏の、気仙沼への愛と子どもから大人へと変化する時期の儚く移ろいやすく多感な子ども達への愛を感じた。古き良き学校の雰囲気を感じることができ、自分が中学生だった頃のことも思い出せた。こんな雰囲気は既に失われたと筆者も言っている。取り返せる日は来るのだろうか?待っていれば来るのか?取り返しに行かなくてはならないのか?
読了日:3月30日 著者:熊谷達也
娘に語るお父さんの歴史 (新潮文庫)娘に語るお父さんの歴史 (新潮文庫)感想
新書版で読んだのに文庫も購入してしまいました。 以前に読んだ時よりも深く読めたかも??自分の生きた時代を客観的に振り返らないとならないと感じてきたのかな?
読了日:3月30日 著者:重松清
2020年の大学入試問題 (講談社現代新書)2020年の大学入試問題 (講談社現代新書)感想
残念なことに、「これは!」と思う内容には出会えなかった。かえつ有明がスゴイらしいということはわかった。名前を憶えておこうと思う。pp.240-241の表は、本書においてすら「方法のイメージを表に表して示すのか?」と。
読了日:4月9日 著者:石川一郎
女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか? (講談社現代新書)女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか? (講談社現代新書)感想
@kasoken さんがfacebookでご紹介くださったのですぐに予約して入手。読み始めたらすぐに読了。著者は @muramatsu_shu さん?文章がテンポよく大変読みやすい。すイエんサーのコンセプトもよくわかったし、これから求められる知力とはなにかというのが、下手な教育関係の書物よりもずっとよくお腹に入ってきた。放送では谷内里早さんがシャープだった印象があるが、本書では「誰それが」という記述がなく、すイガールがチームとして機能していたということも印象づけられた。『論文捏造』も読まなくちゃ!
読了日:4月10日 著者:村松秀,五月女ケイ子
希望ヶ丘の人びと(上) (講談社文庫)希望ヶ丘の人びと(上) (講談社文庫)感想
自分の中学時代を思い出しながら読みました。どうして進学塾のフランチャイズなんて考えたのだろう?話の筋からの必要性はわかるけれど、そんなモノを選ぶ田島さんとは思えませんでした。(下巻への伏線なのか??)
読了日:4月16日 著者:重松清
希望ヶ丘の人びと(下) (講談社文庫)希望ヶ丘の人びと(下) (講談社文庫)感想
結局悪人は(名前の出てくる登場人物の中には)誰もいなかったし、上巻での伏線も回収されてめでたしめでたし。ちょっとしたきっかけがあれば「希望ヶ丘の人びと」も変わることができそうです。
読了日:4月16日 著者:重松清
狂おしい夜 (徳間文庫)狂おしい夜 (徳間文庫)感想
@kujira1016 さんの真面目なミステリー。読み進める内に、「次はこうなるでしょう?」という予想が大体当たる読みやすい作品……と思っていたのに結末には裏切られました。やられたなぁ。本当に鯨さんの作品?
読了日:4月17日 著者:鯨統一郎
また次の春へ (文春文庫)また次の春へ (文春文庫)感想
重松さんが使命感に駆られて書いた……という感じ。「トン汁」「おまじない」「しおり」……切ない話ばかりでした。若い頃に読んだら違う感想を持ったのかなぁ
読了日:4月24日 著者:重松清
ドンナ ビアンカ (新潮文庫)ドンナ ビアンカ (新潮文庫)感想
これまた切ない話。もしかしたら、登場人物中唯一の悪人としか思えない彼にも切ない物語があるのかも?
読了日:4月24日 著者:誉田哲也
一年四組の窓から (光文社文庫)一年四組の窓から (光文社文庫)感想
あさのあつこさんの描くこの年代の少年少女は、何故か懐かしく感じられる。こんな青春を過ごした覚えはないのだけれど、きっとボクが憧れ続けている風景なんだと思う。こんな中学生・高校生の日常をすぐそばで見守ることのできる学校の先生って、ものすごく幸せな仕事なんだろうなぁとも。
読了日:4月24日 著者:あさのあつこ
大地のゲーム (新潮文庫)大地のゲーム (新潮文庫)感想
難しかった。設定や話の筋は難しくないのですが……。ちょっと消化不良。
読了日:4月30日 著者:綿矢りさ
([む]2-1)お任せ!  数学屋さん (ポプラ文庫 日本文学)([む]2-1)お任せ! 数学屋さん (ポプラ文庫 日本文学)感想
「計算ノート」に比べると、ずっと青春小説っぽいです。著者は大磯のご出身なのかな?
読了日:4月30日 著者:向井湘吾
([む]2-2)お任せ!  数学屋さん2 (ポプラ文庫)([む]2-2)お任せ! 数学屋さん2 (ポプラ文庫)感想
遥がここまでできるとは!彼女の成長は宙の大きな喜びでもあることと思う。東大磯中に実在のモデルはあるか?あるのなら文化祭を見に行きたい。 10月に発売になるという3も楽しみ。
読了日:4月30日 著者:向井湘吾
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら感想
前作を読んだ人間にも、多分そうでない人間にも読みやすい良書。入門書としてもライトノベルとしてもよい本だ思いました。『イノベーションと企業家精神』を読みたくなったけど、きっと読まないんだろうなぁとも。『エースの系譜』も思い出しながら読みました。 説得の話は納得。なるほど! 「教育とマネジメントは逆」なのか? 弱みに着目しないマネジメントを当たり前のようにできるようになりたい。
読了日:4月30日 著者:岩崎夏海
幸せのコイン (中公文庫)幸せのコイン (中公文庫)感想
@kujira1016 さんは駄洒落じゃなかった。心がポカポカしてくる短編連作。 同僚を陥れるような人って実際にいるのかな?自分が上司同僚に恵まれていることを感じたのは第七話。 六波羅一輝シリーズはこれから読みます。
読了日:4月30日 著者:鯨統一郎
このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集 (文春文庫)このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集 (文春文庫)感想
「モコ&猫」大学時代に一人暮らしをした身としてはよくわかるような……。「このたびはとんだことで」いやぁほんとうにとんだことでした。「青年のための推理クラブ」実際にありそうなお話しでした。「冬の牡丹」牡丹を拾いたいです。「五月雨」怖いというか難しいというか、ここまでの4編とは雰囲気も筋もガラッと変わった印象です。「赤い犬花」イニシエーションストーリー。2度と会うこと無く、でもいつまでもお互いの憶えていて欲しい関係。自分が太一だったら、小五の夏を過ごした村を再び訪れそう。こんな自分のこらえ性のなさがキライ。
読了日:5月1日 著者:桜庭一樹
下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書)下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書)感想
@seinendan_org 「坂の上の雲」のオマージュと言っていいか?上り坂が続くことはない。上ったら下るのは当たり前。それを受け容れられるのか。上るのよりも下る方が難しいのは山も階段も同じ。徒歩も自動車も一緒。日本はどのように下っていくのか。序章で問題提起。1章から4章でも出る提示。5章で危険を示して、終章でまとめている。という構成だったかな?自分自身のことを残念に思うのは、下ったらまた上れるという思いを捨てきれないところ。もう一回上れるように、この下り坂を、足を踏み外すことなく確実に下りていきたい。
読了日:5月3日 著者:平田オリザ
明日になったら: 一年四組の窓から (光文社文庫)明日になったら: 一年四組の窓から (光文社文庫)感想
重松清さんが希望ヶ丘の人びとのなかで「もし……だったら」というのは大人と子どもで向かう方向が違うと言っていました。中学生も、自分の将来を「もし……だったら」と思いながらこの作品を読むのだろうと想像しました。辛すぎることなく、甘すぎることなく、イイ感じ。ベネッセ、やるなぁ。
読了日:5月8日 著者:あさのあつこ
「きちんと考える」技術「きちんと考える」技術感想
@infinity0105 さんの著書。彼女の本を読むのは何冊目?本当にご活躍です。素晴らしい。 目次がよくできていて振り返りに便利です。ボクは3〜5章を繰り返し読もうかな。
読了日:5月22日 著者:吉田裕子
ガソリン生活 (朝日文庫)ガソリン生活 (朝日文庫)感想
読了後、愛車も誰かと話しをしているのかなぁなどと。帯にあるとおり「幸福感に包まれ」ました。エピローグも、初版限定のカバー裏もステキでした。
読了日:5月29日 著者:伊坂幸太郎
川端康成初恋小説集 (新潮文庫)川端康成初恋小説集 (新潮文庫)感想
同じ話がリフレインされるように何度も繰り返され、不思議な世界に迷い込んだような気持ちになりました。どうやら、「伊豆の踊子」につながる私小説というか習作のような位置のものだったらしい。
読了日:6月11日 著者:川端康成
ローカル線で行こう! (講談社文庫)ローカル線で行こう! (講談社文庫)感想
マイルド鉄を自認しているのでタイトルで購入。「ダイス」以来の真保作品だったかも? 町おこし・村おこし→地域おこしは、如何に地域住民の気持ちに火を着けるかがポイントであることを、小説からも実感させられた。東京以外総過疎化を回避するにも、ボクら一人ひとりが地域を大切にして、他の人もその地域に住みたいと思うような街つくりをしないといけないなぁ……などと。
読了日:6月11日 著者:真保裕一
あたらしい憲法草案のはなしあたらしい憲法草案のはなし感想
面白かった。 みんな読むべきだと思う。 「新しい憲法のはなし」のパロディとしても面白いし、憲法草案の解説本としても面白い。何かに偏っているというわけでなく、客観的に解説してあるところがステキでした。
読了日:6月26日 著者:自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合
本屋さんのダイアナ (新潮文庫)本屋さんのダイアナ (新潮文庫)感想
きっとドロドロとした話になるのだろうと、ナイルパーチに懲りてダイアナを吹きつつ読み進めました。総論的にはハッピーエンド。育っていく女の子たちを書かせたら右に出る者はいない!(と言ったら言いすぎ?) こんな素敵な小説を読んでしまったら、もう本を読むのを止めてもいいかも。 鴻巣友希子さんの解説も秀逸でした。様々な少女小説に手を伸ばしたくなります。
読了日:7月5日 著者:柚木麻子
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器であるなぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である感想
@sonchonsu 氏が講演で紹介していたので、帰宅途上本屋に寄り道をして中身を確認してから購入。p.44からの手術室の話は既に聞いたことがあった。多分、本書を読んだどなたかがfacebookでご紹介なさっていたのでしょう。 中島さんのおっしゃる通りに仕事をしてきたし、したいけれど、仕事にかかる時間の見積もりが難しい。ロケットスタートをしたくても、ミドルレベルは上からも下からも(外からも!)突然呼ばれる。声をかけずらい雰囲気を醸し出すしかないか?(外から飛び込んでくる仕事だけが問題だ!)
読了日:7月9日 著者:中島聡
高校入試 (角川文庫)高校入試 (角川文庫)感想
前半は「こんなことがあったら大変」「入試に関わる方は必読」「事故防止の副読本」と、ドキドキしながら読みました。読了後の今も、前半部分についての思いはほとんど変わりません。 後半部分は……。
読了日:7月12日 著者:湊かなえ
For youFor you感想
実際に読んだのは祥伝社文庫版。 @nKcaHkcLBQPV57H さんがtwitterで絡んでくださったので、積ん読状態だったものに手を付けました。「パパと娘」とも「TVJ」とも「リカ」とも違う。引き出し沢山。ドキドキしながら読めました。作者は「伏線」と言うのだろうけれど、ちょっと強引さをも感じました。 2つの時代を行ったり来たり。現在を生きる自分と冬子さんと同じ頃に高校生だった自分。色々共感できました。昔のえのすい、行ったことないですけど。
読了日:8月8日 著者:五十嵐貴久
夏のロケット (文春文庫)夏のロケット (文春文庫)感想
切ない。やっぱり中高校生の頃に同じ釜の飯を食う経験が大切。(結構恵まれた私立高校で出会った仲間か?)今の、これからの子供たちに、この5人が過ごしたような高校時代を提供したいな。
読了日:8月13日 著者:川端裕人
田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体 (朝日新書)田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体 (朝日新書)感想
角さんの話はホンのちょっとしか出てきません。でも、今「角栄ブーム」が起きている事情がよくわかった気がします。
読了日:8月13日 著者:保阪正康
管見妄語 始末に困る人 (新潮文庫)管見妄語 始末に困る人 (新潮文庫)感想
時々買って読む「管見妄語」ですが、いつもすぅっと入ってきます。残念なのは、購入している巻/既読の巻がどれだかよくわかんなくて、本屋で困ること。新刊の時に出会えれば安心なんですけどね。
読了日:8月14日 著者:藤原正彦
迷いながら、強くなる (知的生きかた文庫)迷いながら、強くなる (知的生きかた文庫)感想
一通り読んだら、枕元に置いて、目次を眺めながら一日を反省しつつ明日の活力を補充する。そんな使い方のできる本。
読了日:8月14日 著者:羽生善治
ビアンカ・オーバースタディ (角川文庫)ビアンカ・オーバースタディ (角川文庫)感想
過激。 タイムトラベルものなので「時かけ」かいっ!って思ったのだけれど、冷静に考えれば「時かけ」も筒井作品でした。帯にラノベってあったので、ジュブナイルとの違いをググってしまいました。なるほどねぇ。 挿絵、かわいらしいです。
読了日:8月15日 著者:筒井康隆
PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)感想
PTAにしろ何にしろ、やらされてやるのではつまらないので、実際にはやらされているものであっても、自分がやっているのだと思うのは大切。入会も任意であるべきと思う。
読了日:8月24日 著者:川端裕人
自民党ひとり良識派 (講談社現代新書)自民党ひとり良識派 (講談社現代新書)感想
田中角栄ってスゴイ人だったんだなぁって、この本でも思わされた。中選挙区制に戻らないかなぁ。 日本のこれからを思うと背筋が凍る思い。村上誠一郎さんに説明されたら、消費税20%超でも仕方ないかなぁと思ってしまいそう。
読了日:8月28日 著者:村上誠一郎
本はどう読むか (講談社現代新書)本はどう読むか (講談社現代新書)感想
「3忘れない工夫」中の「3主観主義的ノート法」は実践したくてできないでいること。でも同「4読後感を書くこと」は読書メーターに助けて貰っている。「4本とどう付き合うか」中の「4本を売る」には反省させられた。家族の中で自分だけが価値を感じている本などは、遺されても迷惑だろうから、垢を落とすつもりで自分の手で処分しなくてはならない。「5外国書に慣れる法」は今からでも実践したい。「6マスコミ時代の読書」は現代でも同じことが言える。この章以外の部分からも読み取れるが、当時よりも情報量が多いので、一層慎重に読みたい。
読了日:9月4日 著者:清水幾太郎
校長という仕事 (講談社現代新書)校長という仕事 (講談社現代新書)感想
著者の代田昭久氏はアビリティの高い方だと思う。到底敵わない。和田中校長時代のエピソードなど、部下として仕えたくなる感じ。 そんな方のご著書の重箱の隅をつつくような、揚げ足を取るような感想。 現在も教育に深く関わっているとのことですが、この本を書かれたときはどんな立場だったのか?少し引いた書き方をしている。できる限り主観を交えずに、客観的にお書きになったつもりに見えるが、事実誤認が沢山ある。もし、今でも同じ認識をお持ちだったとしたら、武雄市の小中の先生方は大変だろうなぁ。(流石ツタヤ図書館の都市)
読了日:9月9日 著者:代田昭久
崩壊するアメリカの公教育――日本への警告崩壊するアメリカの公教育――日本への警告感想
サブタイトル「日本への警告」の『日本』は何を指すのか?日本に暮らしながら、日本の状況を知らないすべての人か?紹介されている米国の状況は、今の日本に酷似しているということはわかった。一つ一つの事例に対し、実感を持って深く共感する。で、我々はどうしたらよいのか?残念ながら、本書にはその提言はない。読者一人一人が考え、行動せよというメッセージか?ヒントは第10章にあると思ってよいか?本文最後に紹介されているチャーチルの言葉は心に留めておきたい。我々の国は、「何のために」どんな国になろうとしているのだろうか?
読了日:9月16日 著者:鈴木大裕
公教育をイチから考えよう公教育をイチから考えよう感想
p.33の苫野氏の主張「公教育は、一人ひとりが「自由」に生きられるための“力”を、必ず全員に保障するという使命をもって登場した」に賛成。明治期のゆがみが今も残っているという説明に納得。p.126の「日本の国の制度には、実はかなり柔軟な部分が多い」ということは、もしかしたらリヒテルズさんもご存じなかったのではないかと、ところどころで感じた。学校現場もわかっていないかも? さて、ではボクらには何ができる?どこかにある正解を探すのではなく、自分の答を探さなくてはならない。
読了日:9月17日 著者:リヒテルズ直子,苫野一徳
1985年の奇跡 (双葉文庫)1985年の奇跡 (双葉文庫)感想
これは、本当に10年以上前に書かれた小説なのか?時代がようやく追いついてきた感じ。実は再読でした。途中まで思い出さなかったのは何故だろう?? https://twitter.com/nKcaHkcLBQPV57H/status/778903818293567488
読了日:9月22日 著者:五十嵐貴久
本気の教育改革論―寺脇研と論客14人が語るこれからの教育本気の教育改革論―寺脇研と論客14人が語るこれからの教育感想
対談相手によって、 @ken_terawaki 氏の話す量(対談相手との割合)などが変化する。また、対談相手それぞれがそれぞれのバックボーンをもって話すので、14種類の全く違う話を聞けた感じ。寺脇氏同様文科省出身の方の話はわかりやすかった。きっと、寺脇氏との呼吸が合っていたのだろう。貝ノ瀬氏、加藤氏との対談も面白かった。藤原氏の主張は、なるほど藤原氏らしいと納得。奇兵隊の今はどんななんだろう。 憲法前文の理想を実現するために、国には頑張って欲しい。
読了日:9月25日 著者:
山中鹿之助 (小学館文庫)山中鹿之助 (小学館文庫)感想
松本清張なんか「点と線」以来かも。子ども向けということで、漢字に振り仮名も振ってあるし、エログロは無いし読みやすい。p.65「月に祈る」の項に有名なアレがあるかと思ったのだけれど無かった。ずっと後になってエピソードだけは語られるんだけど……。 有名なアレを初めて知ったのは「ドラえもん」だった。振り仮名付きの本で漢字を憶えた。そういう意味で、昔はよかった。ボクは、いい時代に子どもだったかも知れない。(本当は、もう10年早く生まれたかったと常々思っているけど)
読了日:10月2日 著者:松本清張
忘れ物が届きます (光文社文庫)忘れ物が届きます (光文社文庫)感想
どれも切なくなるどんでん返し。パターンが概ね揃っているので、結末は読めてくるのだけれど、それでもOK。なるほど「忘れ物」が届いた感じです。
読了日:10月2日 著者:大崎梢
2005年のロケットボーイズ (双葉文庫)2005年のロケットボーイズ (双葉文庫)感想
@nKcaHkcLBQPV57H さんに強く勧められて。友香先輩のその後はどんなだったのでしょう?書いてあったのを読み落としたかな?主人公がカジシンなのは @nKcaHkcLBQPV57H さんに敬意を表している感じ?そう言えば、手塚治虫に、ホシシンイチという名前の登場人物の出てくる漫画があったような? (五十嵐さんも梶尾さんも、読者との交流・宣伝にtwitterを上手にお使いのように見受けます) さて、1995年も読まなくちゃ!
読了日:10月2日 著者:五十嵐貴久
ダンシング・ウィズ・トムキャット 天下一ACM大会 (朝日文庫)ダンシング・ウィズ・トムキャット 天下一ACM大会 (朝日文庫)感想
シリーズ2作目を1作目より先に読んでしまいました。これから読んでも全然大丈夫。でも、同時にいくつものシリーズを書くのではなく、さっさと「スクランブル」を完結させてくれないかなぁ。
読了日:10月2日 著者:夏見正隆
逸脱捜査 キャリア警部・道定聡 (角川文庫)逸脱捜査 キャリア警部・道定聡 (角川文庫)感想
道定警部が成長していく姿がステキでした。川上刑事もステキです。TVドラマにするとしたら、山口ヒカル役は誰が?
読了日:10月2日 著者:五十嵐貴久
居場所を失った子どもを守る 子どものシェルターの挑戦居場所を失った子どもを守る 子どものシェルターの挑戦感想
自分の何らかの形で支援に参加・参画したい。この本に出てくるシェルターは、弁護士さん達が中心となっているので、安心して参加できそう。 http://www.carillon-cc.org/ http://www.tempo-kanagawa.org/ http://www.pao.or.jp/ http://shelter-momo.org/top.html
読了日:10月10日 著者:
ダンシング・ウィズ・トムキャット (朝日文庫)ダンシング・ウィズ・トムキャット (朝日文庫)感想
先に続編を読んでしまいました。続編からでも面白かったですが、第一編には背景が書かれていたので、わからなかった謎が解けた感じ。でも、沢山のシリーズを同時に書かないで、早くアレを完結させてください。(>夏見さん)
読了日:10月15日 著者:夏見正隆
予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
面白かった。 3人組を見るとき、アイドルグループであろうとそうでなかろうと、構成意図を考えてしまうようになってしまいました。 現金の授受よりもプレゼント交換の方が人間関係的によいことを、エビデンスベースで認識できました。モノを捨てられない心理もよくわかりました。 社会規範と市場規範の話(4章)は自分の琴線を思いっきりピックされた感じ。
読了日:11月3日 著者:ダンアリエリー
リバース (幻冬舎文庫)リバース (幻冬舎文庫)感想
@nKcaHkcLBQPV57H 予想を裏切らない展開でした。そして、p.308で書簡体の語り口でなくなった瞬間に、やはり幸子も……と。
読了日:11月5日 著者:五十嵐貴久
Qrosの女 (講談社文庫)Qrosの女 (講談社文庫)感想
読後感爽快!嫌なヤツなんだろうだと思っていた人が案外そうでなかった。小さな伏線を丁寧に回収。やられた感たっぷり。再読したら新しい発見があるんだろうな。
読了日:11月8日 著者:誉田哲也
土井徹先生の診療事件簿 (幻冬舎文庫)土井徹先生の診療事件簿 (幻冬舎文庫)感想
@nKcaHkcLBQPV57H さんの(何年か前の)夏の文庫。やっと読めました。読み始めればあっと言う間。REBIRTH の口直しにちょうどよかったかも。 土井徹……どいとおる……どりとおる……ドリトル?強引だなぁ。
読了日:11月8日 著者:五十嵐貴久
影の権力者 内閣官房長官菅義偉 (講談社+α文庫)影の権力者 内閣官房長官菅義偉 (講談社+α文庫)感想
父の血縁者かと思うくらいよく似ているので、我が家では官房長官がTVに映る度に「お父さんだよ」などと言っています。菅さんが苦労人ということがよくわかりました。この国をどのようにしたいかを示してくれることを期待します。
読了日:12月18日 著者:松田賢弥
アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方: 一人ひとりの能力を100%高めるマネジメント術 (知的生きかた文庫)アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方: 一人ひとりの能力を100%高めるマネジメント術 (知的生きかた文庫)感想
こんな上司が欲しいし、こんな上司になりたい。でも、ウチの会社は、中間管理職に大きな権限を与えていないので、どちらも難しいだろう。できることだけでも真似をしよう。今の自分の行動を、明日の朝日新聞が大きく報道したとして、それを誇りに思えるような行動をし、恥ずかしいと思うような行動はしないようにしよう。(どうせ報道されない、と甘えてしまいそうな自分を感じていますけど)
読了日:12月18日 著者:マイケルアブラショフ
日本国民であるために: 民主主義を考える四つの問い (新潮選書)日本国民であるために: 民主主義を考える四つの問い (新潮選書)感想
2016年9月4日付朝日新聞書評で興味を持って購入。面白いけれど難しくてnなかなか読み進められなかった。1%も理解できないまま読了してことにしてしまっている。pp.276-277の内容(ほら、全体の1%未満)を心に留めて、もう一度最初から読み直すと良いかも知れない。ついでに「日本国憲法」も前文から読み直そうか。立法府の人や司法行政に関わっている人たちにも、(一般の人たちにも、)憲法前文を読み直してもらいたい。
読了日:12月18日 著者:互盛央
この胸いっぱいの愛を (小学館文庫)この胸いっぱいの愛を (小学館文庫)感想
10年以上前に購入した本を、 @kajioshinji3223 さんのお誕生日の今日読了。つっこみどころは沢山あったような気がしますが、ハッピーエンドと全体の雰囲気に泣かされました。でも、なんで熊本ではなくて門司なの?映画化の関係??そうそう、お誕生日おめでとうございます。
読了日:12月24日 著者:梶尾真治

読書メーター

by N-_-10 | 2017-01-09 19:00 | Trackback | Comments(0)


<< 2017年 1月の読書 2016年12月の読書 >>